思い切って不妊治療の病院に足を運んで早数ヶ月。
チャンスはどんなに多くても月に1回しかなく、そこを意識してると1ヶ月が瞬く間に過ぎてゆく…
ちなみに体調が悪かったり、子宮が腫れてたり(自覚はないから見てもらわないとわからない)、仕事で余裕がなかったりしたら、さらに減っちゃったりします。
ということで、最初の検査を一通り済ませ、問題ないとのお墨付きをもらった私たち。
数ヶ月タイミング法を試みるもうまくいかず、年齢的にも人工授精を提案された(と、思っていた)わけです。
◯人工授精のハードル
今考えるとなんでもないことに思えてしまいますが、当時の私たちにとってそのハードルは低いものではなく・・
費用は一回数万円程度で想像よりもずっと安かったし、痛みもほとんどないということではあったけれど、自然にできるなら自然の方がいいに決まってる。
すぐには決められず、あーだこーだ考えているうちに、だんだんと暖かくなり、夏の気配が近づき、、
今妊娠したら夏遊べなくなっちゃうし、この夏は思いっきり遊んで秋になってからまたスタートしよっか、ということにしました。
でもそれが大きな間違えだったのです。
検査をして何も異常がなかったからと、すっかり安心し、夏を思いっきり謳歌した私たち。
満喫しすぎたせいか、もともと私自身子供が欲しいという気持ちがさほど強くなかったせいか、すっかり私の気持ちが妊活から離れてしまい、さらにもうひと夏は自分たちで意識してタイミングをとるようにして過ごし、通院を再開したのは、38歳の夏を過ぎてからでした。
◯妊娠率の実態
妊活は段階でざっくり、タイミング法→人工授精→体外受精と分けられますが、何も問題がない36歳の場合、自然妊娠率は30%程度といわれています。
これだけ見ると、意外といけるな、という印象、ですよね?
が、しかし!
不妊期間(避妊せずに過ごした期間)が3年あると、自然妊娠率はぐっと減少し、わずか14%にしかならないのです・・(とある病院が発表している研究結果です)
おそらく病院に行き始めた時点で、きちんと調べていればわかったこと。
人工授精をしたらすぐに子供を授かる気がして、この年でありながらも未だ気持ちの準備ができず、自分の生活を変えることに怖い気持ちもあって、貴重な1年ちょっとを無駄にしました。
たかが1年、されど1年。
36歳後半だった私は、38歳となり、不妊期間4年目に突入。
つまりその研究によると、自然妊娠率はさらに減少し10%にまで下がっていました。
ここでまた勘違いを起こしやすいので繰り返します。
10%というのは自分たちに本当の本当に何も問題がなければ、の確率です。
え、でも検査して何も問題なかったんでしょ?と思うでしょう?
違うんです。
その時点でできるorやるべき検査の項目では問題がなかった、問題がわからなかった、というだけなんです。
これがどういうことなのか、、というのは、また次回。