逗子葉山暮らしのほんとのところ。

都心と鎌倉の不動産営業を経て思うこと、郊外からの移住、都内通勤や日々のこと。

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#26 "これだけはやって!!" これから家を建てる人へ伝えたいこと。

そうして、土地の購入からちょうど1年経った12月のある日、ついにマイホームの引渡しを受けました。

実は引き渡し前にも色々あって、融資先に提出する必要書類の案内がその都度きたことで月に何度も3時間近くかかる本籍地まで書類を取りに行かなくてはならなかったり。

当初の引き渡し日に家の竣工が間に合わず、色々と調整を余儀なくされたり。
引き渡しが近づいてきたタイミングで、父の大腸がんが再発したり。


え!そもそもお父さん大丈夫なの??と心配しながらも、契約自体は完了しているから入院中に所有権の移転登記の準備を進めなくてはならず、、病院まで司法書士の先生にきていただき、病院のロビーで説明を受け書類への署名捺印をするという、貴重な経験をしました。 


人生を左右するような大きなことを動かす時って、かなりの確率でトラブルが起こるもの。
不動産や結婚式場で働いていた時、親御さんが倒れてしまって、、なんて理由で引越しや結婚式を見送るなんて話はちょこちょこ聞いたことがあったけれど、なぜか本当にこういうタイミングで起こるんだなぁ。


まぁ言葉にするとたったこれだけのことなのだけれど、実際には自分の仕事プラス各方面との調整、変更の手続きなどで、パツパツのカッツカッツだったし、間に合うのか間に合わないのかわからないぎりぎりのところでの判断はかなりのストレスで、家の購入でもっともストレスのかかった時期でした。

と、紆余曲折あったけれど、どうにか無事家の引き渡しを受けた私たち。

 

そうそう、それと家を建てる全ての人に伝えたいこと。
それは、できるだけ建築中の家をこまめに見に行ってほしい!!ということ。


自分が家を建ててみて、打ち合わせで作ったぺらっぺらの図面からわかることなんて、ほんの一部なんだと実感しました。


注文住宅って、ゼロから間取りをつくるのはもちろん、スイッチの場所、スイッチプレートの種類、どことどこのスイッチを一緒にまとめるか、とか床の見切りの方法、窓の大きさや種類、床からの高さ、、と数えきれないほどの項目を決めていかなくてはならず、その全ての情報が、図面に盛り込まれている(はず…!)なんですが、当然それがそうなった経緯や思惑が図面にのっているわけではないんです。

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そもそも、何時間もかけて担当者と打ち合わせをしたり、その打ち合わせに向けて家族で想像しながらあーだこーだ話し合って考えに考えて決めたことが、必ずしも自分たちが想像しているものと合っていたのかもわからないし、担当者が正しく想像して的確なアドバイスをくれていたとしても、その感覚が自分達と同じとは限らない。


玄関の奥行きは一般的に何センチがいいよと言われたって、数字で見たっていまいちよくわからないし、今住んでいる家にあてはめて想像してみても、窓の位置も配置も、窓から見える景色も、壁の色もその空間に入っていく角度も、全てが同じでない限り、自分がそこに立った時に受ける印象は違うものだから、どれだけ考えぬいても限界があると思うんです。

 

だからできるだけ現場に行って実際に見て、その場でもいっかい想像しなおして、ここはもう少しこうしたいとか、そういう微調整を相談することが、より良い家づくりにつながるのではないかなぁと。


もちろん建築確認に影響するような大きな変更はできないし、あまり多くの要望をだしすぎてしまうのは、現場の職人さんへの負担も大きく、工期にも影響がでるのでおすすめしません。

それに、どこまで話を聞いてくれるかは、職人さんによるのかも…


ラッキーなことに、私たちの家を建ててくれた職人さんは、建築現場に立ち寄るたびに、「あ、ちょうどよかった!ここどうします??」ってこちらの意向を積極的に聞きながら進めてくれる素敵な方でした。

できるだけ空間を広く開放的に、というのが私たちの優先事項で、たとえ多少使い勝手が悪かろうとも、掃除がしにくかろうとも、空間をそのイメージに近づけることの方を大切に考えていました。


本当はリビングとバルコニーをひとつの空間とするために、リビングとバルコニーの床面の高さを揃えたかったのだけど、それをするだけでも排水の関係で費用が余分にかかってしまう。
考えに考えた結果、費用を抑え、ついでに諦めていた窓辺にベンチを置きたいという私の希望を叶えられる方法…

バルコニーの床面はリビングの床と同じ高さのままで、ウッドデッキの高さとベンチの高さをあわせることにしました。

(ん?意味わからない!という方は、次回更新のご参照をm(_ _)m)

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とはいえそんなことは現場の職人さんは知る由もなく。
もちろん窓の位置は図面をきちんと確認すれば書いてあったことなのだけれど、家の完成までには数えきれない程の工程があるし、職人さんだって人間だもの。

経験と勘でそうだと思い込んで進めてしまうことだって当然あるわけで、リビングの掃き出し窓は、掃き出し窓のあるべき姿、床からわずか数センチの高さに設置されていました。


お散歩がてら立ち寄ったある日、そのことに気がついた私たち。
幸いクロスも外壁も仕上がる前だったので、軽い是正工事ですんだものの、もしこれが発覚したのが完成した後だったらと思うと…
工期がぎりぎりに迫っていたりしたら、もうこのままでいっか、となっていたかも知れないし、そうせざるを得なかったかもしれません。

そう思うと、あのタイミングで見に行けて本当によかったなぁと。
その他にもちょこちょこっとした認識の違いや、私たちが正しく想像できていなかったことなんかもあり、何度かの微調整ややり直しを経て、今のお家が完成しました。

 

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"家は3回建てないと満足できない"とはよく言ったもので、家づくりって、本当に難しく、本当に面白い。

業者さんが作り上げた一般的に使いやすいお家は間違えないし、完成したお家を買うのは安心だけど、ぜひ苦労しながらもゼロからの自分だけの家づくりを経験してみてほしいなと思います。

 

長くなりましたが、私が葉山に土地を買って二世帯住宅を建てるまでのあれこれ、一旦ここで(どうにか年内に…!!)一区切り。
不定期な配信に、ここまでお付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。


来年は、お家を建てる時にやってよかったことや失敗したこと、その後の暮らしなんかをちょこちょこ書いていきたいと思います。


マイペースでいつもドタバタな私ですが、来年もどうぞよろしくお願い致します。

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#25 ドキドキの建築現場

 

自分のイメージとコストとの戦い・・

父の衝撃発言から1ヶ月。


土地を購入して家を建てる場合、銀行から引き渡しの期日(この日までに家を完成させてね)が設けられることが一般的。
その期日に間に合わなければ再度手続きをを行わなくてはならず、さらには土地を購入した時点から土地の価格については利息が発生している(この期間のいわゆるつなぎ融資は金利が高い・・)ということもあって、急ピッチで間取りの再決定をし、建築確認をとって着工に進めたいところ。

どうにかこうにか、シンプルな? 2世帯住宅の間取りが完成しました。
今回は、都度親に間取りを見せ、意見を伺い慎重に・・。

そういえば打ち合わせ当初、担当の人が親御さんにも間取りの意見など聞いておいてくださいね、って言ったな・・
その時は、”なんでもいいからできるだけコストを抑えて!自分たちの住む場所は狭くていいんだから” という親の言葉を鵜呑みにし、私が任されているんだから、と大した確認もせずに進めていた私。

あぁ、あの言葉をもっとちゃんと捉えていればこんな二度手間には・・
と思いつつ、家を建てるのは初めてのことだし、後悔や反省はつきもの。
結果良ければすべてよし!!
無理くりはめ込んでいた以前の間取りよりも、すっきりいい感じにおさまって、万が一賃貸や手放すことになった場合にもこれならどうにかなるのかな、、と。

ちなみにこの事件によってプランを練り直したことで、住み始めて4年たった今も、変更しておいて本当によかった!と思える、いい間取りにすることができました。
ここは後日改めて。

そうして間取りが決まれば、私達の出番は終わり!
あとは現場の職人さんの出番です。

ドキドキの建築現場

基礎工事が終わり、いよいよ上棟。
私達は残念ながら仕事の都合で上棟の様子を見に行くことはできませんでしたが、お隣のニコニコ笑顔の素敵なおじいちゃんが一生懸命カメラにおさめてくれていて。
隣に3階建ての家が建つなんて決して喜ばしいことではないはずなのに、なんともほっこりする嬉しい話でした。

そうして上棟の翌週。
ワクワクしながら現地に行ってみると、、
先週まで何もなかったとは思えないほど、あっという間に”家”ができていました。

これまでの仕事での経験上、正直職人さんにはかなりネガティブな印象が強く、ちゃんと口きいてくれる人かな、怖い人じゃないといいな、なんて不安を抱きながら恐る恐る現場の職人さんに挨拶を。
・・とでてきたのは元気なニコニコ笑顔のおじいちゃん。
丁寧に挨拶を返してくれ、ハシゴのぼれるなら3階まで上がってみます?富士山見えますよ!と。
まさかこんなに素敵な職人さんが家を建ててくれているなんて、夢にも思わなかったので、とっても嬉しく、ますます家の完成が楽しみになった瞬間でした。


こうしてこれまで何ヶ月もかけて、平面で考えてきたモノが立体になったのを実感。
葉山の山並みと夕空がとてもきれいで、あぁ、ここに土地を買ってよかったなと思いました。


それにしても、もうこんなにも工事は進んでいるのに、完成までにまだ何ヶ月もかかるなんて信じられず。
もっと早く完成するのでは?と担当さんに確認しちゃったくらい。
家って、ハコよりも内装に時間がかかるものなんですよね。

 

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#24 知らないやつとは住みたくない

あっという間に季節が変わり・・一体いつまで家を建てるブログを書いてるんだ、と自分に嫌気がさしてきた今日このごろ。
他にも書きたいことはたくさんあるので、もういい加減、年内に家の完成まで書き終えます・・!

もうすっかり忘れてしまった方も多いはず。
前回までの流れはこちらからご確認くださいm(_ _)m

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#24  知らないやつとは住みたくない

 

もちろん全く考えていなかったわけではありません。
2世帯住宅の提案をする時、賃貸併用住宅にしようと思いついた時、お父さんたち大丈夫なのかな・・?

こんなおしゃれなリビングにしたい。

 

ザ・昭和なお父さん。
いろいろな人達と関わる会社員でもなく、ほぼほぼ付き合い先が決まっている自営業で長いことやってきたので、新しい人や若い世代と関わりがあるわけでもなかったし、実家は私が生まれる前に父が買った一軒家。
他人とひとつ屋根の下一緒に住むという経験をしたことがなかったのです。

 

でも、だからといって、まさかこのタイミングでそれを言い出すなんて・・!!

賃貸併用にしようと提案した時、賃貸部分を一番日当たりがよく、できるだけ広くして、家賃収入が入ってくるようにした方がいい、とまで言っていたのに。


驚きと、なんで今さらこのタイミングで言い出すの?という怒りと、どうしたらいいの?!という不安とが一気にこみ上げて、涙がでてきました。
賃貸併用にするから、という理由で土地の値段を上げてより価値のあるところを選んだのに・・
途方に暮れている私をなだめながら、両親の意見を聞き、問題点と解決策を考えようと提案してくれる担当者さん。
これまでさんざん文句ばかり言ってきたけれど、この時はこの人が担当で本当によかった、と心から感謝しました。

そうしてどうにか落ち着きを取り戻した私。
ひとまず自分たちだけでも支払えない額なわけではないけれど、家賃収入が入ってこないのは大きな誤算。
どうしたものか、、と考え始めたところに、両親からでた提案は、”生前贈与”でした。

 

毎年110万円までであれば、生前贈与で税金がかからない。
家賃収入となったであろう金額とほぼ同額を毎月渡すからそれをあててはくれないか?と。
身内から入るお金なので、他人から入るお金とはわけが違うのだけれど、賃貸部分が減れば建築コストも多少抑えられるし、無理くり調整した部屋の間取りにも余裕が生まれる。
私達もメリットが全くないわけではなかったし、旦那さんも全然問題なさそうだったし、何より一度言い出したら変わらない父のことだからそれ以外の選択肢はないかなと諦め、憧れの賃貸併用住宅の夢を諦めることになりました。

そうして、次回はいよいよ(ようやく・・)着工。
まだまだトラブルが続きます。笑

 

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#23 二世帯+賃貸併用住宅を建てることの難しさ

両親の希望は、個室を2つと、ウォークインクローゼット。
まずはざざざっと、個室2つと水回りや玄関などをはめ込んでみる。

あれ?大きな収納を確保する余裕なんて全然ないじゃん!


うーむ、それならば!と親世帯の面積を広くしてみるけれど、連動して2階、3階も広くなり建築費用が一気にガンっと上がってしまう。
(2,3階の面積を広げない場合でも屋根をつくらないといけないので、追加費用がかかります)
面積は最小限でどーにかうまくできないかなーと、階段の位置や向きを変えてみれば、上の階の間取りまで変わってきちゃってうまくいかず。

そうか!それなら階段を外に持ってっちゃえばいいんじゃん!と外階段プランを考えてみたけれど、外階段は予想外に高く!維持費もはるから意味がない。

と、こういった他の階との調整が一番苦労したところでした。

その他にも、賃貸部分の音が気にならないように、水回りの配置を調整したり、できるだけ開放的にするために吹き抜けをつくったり。
二世帯、三世帯住宅の場合、建物内で行き来できるようにしないと長屋(アパートのような建物)扱いとなり、色々な制限がかかってきてしまうので、玄関近くや廊下などに行き来のできる(実際は開かずの)扉を設置することも忘れずに。

1階には光が入るよう、2階から吹き抜けを。


そんなこんなで、楽しみつつも必死に間取りを考え続けた数ヶ月。
(実際に暮らしてみて、ここがよかった、もっとこうしておけば、、というところはまた後日まとめます)

結果、両親の希望だったウォークインクローゼットは断念。
この機会にいらないものを処分するのはいいかもね、と元々できるだけコンパクトにと希望していた両親はすんなりと納得していた様子でした。
賃貸部分もひとり暮らしができる程度の広さを確保、どうにかこうにか予算内でまとまった…!!

そうして迎えた、達成感といよいよ次に進める!という期待で胸いっぱいの、間取りの最終確認の日。
両親と駅で待ち合わせをして、打ち合わせに向かいました。

打合せスペースに揃う私たち夫婦と両親。
さんざん苦労してきた(私たちのせいで)営業さんも、この日を迎えられてなんだか嬉しそう。

と、そこで父から一言。

"知らないやつとは住みたくない"

え?


えええ!?


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#22 落とし穴

 

”葉山に2世帯住宅を建てるまでのあれこれ”
お家をこれから建てる方、2世帯住宅を考えている方の参考になれば嬉しいです。

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ようやくお家を建てる業者さんが決まり、いよいよ本格的な打ち合わせがスタートしたところ。
楽しいことばかりかと思いきや、、

◯落とし穴その1。

感覚って人それぞれ。

請負契約後、具体的な打ち合わせが始まってから気づいたこと。
感覚って人によってこんなにも違う!ということ。

担当の営業の人が思う、大きな窓、広い空間、
それは私達にとって、決して大きくはなく、広くはなく。

階段を吹き抜けにしたいと言えば、空調が効きづらくなるよ、といい
木の素材感をそのまま生かしたいと言えば、人工的な素材で仕上げた方が持ちがよいという。

たしかにその営業マンは、その会社でのプロではあるかも知れないけど、見てきたのはその会社でいわゆる一般的な住宅ばかり。
建築家の建てたどうやって住むんだろう、、と思うような奇抜な家から、古いヴィンテージマンションのリノベーションまで。
うわべだけとはいえ、数え切れない程の家々を見てきた不動産屋の私と、イチハウスメーカーで数年働いた担当者とでは、見てきた物件の種類や幅も違うし、そもそも優先したいことも感覚も個人個人で全く違う。

何メートルの開口が欲しいとか、バルコニーはフルオープンにしたいんだとか、この素材を使いたいだとか、、もっと具体的なそういう確認をしておくべきだったんだな、と反省したとこでした。

欲を言えば天井までぜーんぶ窓に、サッシは木製にしたかった。


そんな感覚のズレもあり、間取りの打合せは常に戦。
工法的なできるできないがある上に、できるだけ窓を増やし、仕切りをつくりたくない私たちと、プロとして一般的に住みやすいとされる、いわゆる標準的な=万人にとって使いやすいとされる間取りを提案してくる営業マン。

提案される間取りがあまりにも私達の希望とかけ離れているので、途中からは自分たちでCADで間取り図を作って持ち込み、それができるのか?費用はどのくらいなのか?を教えてもらい、検討する、という打合せスタイルにしてもらいました。

全体的にタツミプランニングさんには満足していますが、不便を感じたのは、打ち合わせは営業マンを挟み、設計士さんとの直接の打ち合わせはないということ。
設計士としての専門的な知識ではなく、営業の方の経験値によって、本来ならできることもできない、と断ち切られてしまうこともしばしば。
営業の方が間に入ることで、私たちの意図が正確に伝わらないことも多くあり・・
どうしても納得できず、たびたび設計士さんを呼んでもらって相談する機会をいただき、どうにかこうにか、間取りが固まりました。

これは洗面台のイメージ図。想像力が物を言う。

毎回突拍子もないことを言ってくる私たちだったので、営業の方もさぞ大変だったと思いますが、理想の家を建てるために担当さんとの相性は大切なポイントの一つ。
自分たちの言葉にできない、表現しきれていないイメージを形にしてくれる、そんな設計士さんと一緒に家を建てられたら最高だなぁ、と思います。

 

◯落とし穴その2

街の条例や法律

両親の希望はできるだけお金をかけずコンパクトに。
なるほど、それはありがたい。
けどせっかく家を建てるのに、あんまり狭苦しいのももったいないし、リビングはできるだけ広めにしてあげたいな、なんて考えていたのも、具体的な打ち合わせが始まる前のお話。

実際に具体的な話になってきたら、それぞれの個室が欲しいとか、ウォークインクローゼットが欲しいとか、トイレに窓がないとか、日当たりが悪そうとか、、まぁ色々言ってくるもんです。笑

なにこれちっさ・・!50坪ってこんなに小さいの⁉

 

そもそもさほど広いとは言えない土地で、ワンフロアに一世帯+3世帯分の玄関、駐車場2台分、を作ろうとしているのだから、1階の広さには限界がある。

それをどううまく収めるか、、と悩んでいると、さらに落とし穴が・・!


その当時、賃貸物件や分譲マンションの仲介しかしてこなかった私は、葉山町の条例と3階建の場合の制限を把握していなかったのです。
葉山町では、世帯数分の駐車場を確保しなくてはならない、という決まりがあることがわかり、そうなるとうちの計画では二世帯+賃貸=車3台分の駐車場が必要に。

まぁ、それなら縦列で自動車2台、玄関前に1台でどうにかなるか、、
と思ったら、次は3階建の制限!

3階建の場合、玄関から道路までは1.2メートルの幅で通路を確保しなくてはならない。となると、建物を道路面ギリギリまで持ってくるか、玄関までのアプローチをつくるか。
土地の引き渡しを受ける時点で、駐車場2台分横並び想定の区画がコンクリートで綺麗に整えられ、家が建つべき場所の立ち上がりまでていたので、できればここを生かしたい…
うーん、、どうしよう。

調べていくと、車については軽自動車サイズでも大丈夫ということだったので、申請上は縦列で3台分並べることにし、玄関前は通路確保のため、さほど興味のなかった(むしろ節約のためにお金をかけたくなかった)アプローチをつくることで落ち着きました。

いや、それにしても、家本体を建てる以外にこんなに土地が取られるもんなのか…

ちなみに私達は予算の関係で(#21参照)横浜の業者さんに設計〜建築をお願いしたので具体的な打ち合わせが始まるまで、こういった自治体の条例を知らずにきてしまったのですが、地元の業者さんだともっとスムーズに進められたのではないかな、と思います。
きれいに整えられた土地だったので、私達はこれくらいで済みましたが、訳ありの土地や、その土地ならではの特徴的な条例や制限がある場合は、できるだけ地元の業者さんに依頼することをおすすめします。
様々な制限に真正面から突っ込んでいくのではなく、いわゆる抜け道的なことを知っていたり、うまくやる方法を知っているのは、やはりその土地で長くやっている業者さんならでは、です。

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#21 建築家の建てる家に住みたい!

私達がこだわったリビングの勾配天井。

#建築家の建てる家に住みたい!

長いこと更新をお休みしていたこちらのテーマ。
”葉山に2世帯住宅を建てるまでのあれこれ”
無事出産し、落ち着いてきたのでゆるゆると更新を再開したいと思います!
お家をこれから建てる方、2世帯住宅を考えている方の参考になれば嬉しいです。

◯何を優先すべきか。

今回の土地は、二世帯で一緒に住む両親もわりとすんなりと気に入り、契約まで思いの外スムーズに進んでようやくほっと、一安心。
さぁ、いよいよお家を建ててもらう業者さんを決めて、注文住宅の醍醐味、わくわくのプラン作りのスタートです。

私たちの場合は、土地探しと並行していくつかの工務店やハウスメーカーに相談、見積をとっていたので、土地が決まった段階でお願いする業者さんは決まっていました。
仕事柄数々の素敵なお家を見てきたので、理想は膨らむばかり。(私は都内でデザイナーズとかリノベ物件を扱う不動産屋に、旦那さんはホテルや商業施設の内装や家具を造るお仕事をしていました)

自分の思い描いているような家を建てるには、予算の2倍以上の建築費が必要だという現実とどう折り合いをつけるか…
当初の予定よりも、土地にお金をかけることを選んだ私たち。
1年以上ものあいだ、相場からかけ離れた予算に見合わない条件を求めていた私たちが選んだ最大の妥協点は

”相場辺りまで土地の予算を上げること”

つまりその時点で、上物にかけられるお金がかなり制限されることはわかっていました。予算には限りがあるのだから、何を優先するのか何を妥協するのかをた決めなきゃいけない。

細部までこだわった建築家の建てるかっこいい家に憧れていたけれど、予算内でそれを叶えるとなると、余白のない小さな小さな家になってしまう。それよりも郵船すべきは気持ちよく暮らせる空間だね、と。
建具や内装なら、あとあと自分たちでお金ができた時に改装することだってできるけれど(実際やらないんだろうけど。笑)自分たちで眺望やハコをつくり直すことはできない。

ということで、細かいところは目をつぶり、予算内で自分たちの理想のハコを作ってもらえる業者さんを選ぶことにしました。
ある程度デザイン的な融通がききつつも、量産して仕入れのコストを押さえられる業者さん。
ということで、注文住宅も建売もしているタツミプランニングさんに決定。
既製品や量産された建材で材料限界に挑戦!!が私たちのテーマになりました。

建売つくってるところなんて!って思っていたけれど、背に腹は代えられない・・。

◯ツメの甘さ。

いよいよ具体的なプラン作りがスタート。
私たちがつくりたいハコは、完全分離の二世帯住宅+賃貸。
メゾネットが並んだテラスハウスのような間取りも考えましたが、階段がつらくなることを考え親世代は1階のみ、子世帯を2、3階、1階と2階の一部を賃貸用のメゾネットにすることに。
眺望を考えるとリビングは3階にしたいけれど、私達がこの先ずっと住み続けることを考えるとちょっとしんどい。
2階リビングにすることも考えたけれど、それよりも私たちが年をとったら1階の親世代の部屋へスライド、上の階を貸しにだすという計画にしました。

富士山の見える3階をリビングにし、リビングの延長上にバーベキューのできるような広いバルコニーを。
とにかくできるだけ壁や柱のない天井の高い開放的な空間にしたい、これが私たちの最も優先したいことでした。
ちなみに両親の希望は、できるだけお金をかけずにコンパクトに。
夢を描く子世帯と堅実にいきたい親世代の大きなギャップです。笑

 

開口を広くとりたいとか、広い空間を作りたいということは、業者さんをどこにしようかと比較している段階から相談し確認していたことで、おそらくSE工法でないと私たちの希望は叶わないはず、と自分たちなりに調べていました。

タツミさんにも、工法的にタツミさんだとここまでは厳しいですよね?とのこちらの質問にも、このくらいならうちは特殊な金物を使った工法なので大丈夫ですよ!との回答。
あ、そうなんだ。
もっと壁とか柱の制限が多いと思ってたけど、大丈夫なんだー♪と喜んだのも束の間。

…つめが甘かった。

平坦なエリアでも、3階まで上がれば富士山

 

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#効果抜群!!湿気・カビ対策。

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海辺の街の湿気

と、突然通販のようなタイトルですが、笑
今年もやってまいりました、梅雨の季節。 私たちの住んでいる逗子葉山鎌倉界隈は、とにかくカビの生えやすい地域。
海からの湿度を帯びた風が山により遮られることによって、また地中から蒸発することによって、場所によってはかなりの湿度となります。

なもんで、梅雨の時期〜夏に入るころ、ご近所では決まってカビの話題がもちあがります。
私も都心部から引っ越してきて初めて迎えた梅雨明けは、びっくりするほどのカビの洗礼を受けました。


カビの生えた場所

・2階より1階。1階より地下。
・革靴、布の靴(ツルツルしてないスニーカー)
・革製品(高級なバッグ程よくカビる)
・革のベルト
・収納に使ってるカゴ
・ベッドの引き出し
・洋服
・バッグの持ち手
・イケアの布製のボックス

と、他にもあったような気もしますが、とにかく驚くほどなんでもカビるんです。
カビがその姿を現すのは梅雨を超え、カラッとした夏を迎えたころが一番多く、ジメッとした梅雨の間はこっそりと繁殖活動に励んでいるようです。
梅雨明けを迎えて、よかった、今年はカビでなかった!とほっとした頃、家中の至るところで衝撃の光景を迎えることになるので、そのショックは大きいです。。

ちなみに私が当時住んでいたのは、海から歩いて7、8分の、海も山も特別近いわけではない普通の住宅地でした。
1階と2階のメゾネットで、1階が寝室と収納、水回り。2階がリビング、キッチンといった間取り。
日中を長く過ごすリビングを2階に、というのは大賛成なのですが、そうなると必然的に湿気のたまりがちな1階に、荷物や服を置くことになり、被害が増大してしまったという感じです。
(それでも、個人的にはトータルで考えて2階リビングを推奨しますが)

初めてその光景を見たときは、かなりショックで、ネットでカビ対策を検索しまくり、試行錯誤する日々。カビの匂いに過敏になり、家中にカビが生えているような気がして、そこら中のものをひっくり返してました。
しばらくはカビと戦い続ける日々が続いていましたが、逗子在住2年目に出会っためちゃくちゃ優秀なカビ対策グッズと(画期的な?)カビ対策方法により、それ以降ほとんどカビに悩まされることはなくなりました。

私のとっておきのカビ対策【布団乾燥機】

そのとっておきのカビ対策グッズを紹介する前に。
私が行なっているカビ対策がこちら。

◯除湿機・水取りぞうさん・炭

これは湿気の多いところに住んでいる人なら当たり前、ですよね。
室内で洗濯物を乾かすのに浴室乾燥も使用しますが、梅雨時は除湿機を積極的に使うようにしています。
洗濯物を乾かすついでに、その部屋の除湿をすることでカビの発生を防ぎます。
 
ちなみにうちには除湿機は一台しかありませんが、1週間くらい雨が降り続いたら、クローゼットと玄関で除湿機をまわすようにしています。


◯布団乾燥機

個人的には画期的!だと思っている布団乾燥機を使ったカビ対策。

うちのベッドの下には木製の引き出しがあって洋服を入れているのですが、逗子に引っ越してきて1年目、なんかカビ臭いな、と思って見たら、引き出しの横や裏がカビでびっちり…すさまじい量のカビが発生しました。


ここにも例のおすすめのカビ対策グッズを使い、以後カビが生えることはなくなったのですが、それでもやっぱり不安。

カビがはえていなくとも、湿気ぽいのもなんとなく嫌なので、雨が降り続きなんかしめっぽいな〜と感じたら、念のためこの引き出しをベッドから引っ張り出し、布団乾燥機を突っ込んで、数時間稼働させています。

すると、明らかにしっとりしていた引き出しの木材がカラッカラなるのがわかります。
来客用の布団をしまっている押入れも、梅雨に1回だけですが、布団乾燥機を突っ込んで、乾かすようにしています。

布団乾燥機には大きくわけて、袋のようなものを広げてその中に空気を送り込むものと、ノズル式のものがあって、雨で濡れたスニーカーなどを乾かすのにも使えたり、ということを考えると、個人的には、ノズル式の方がおすすめ。
セットの手間がなくて気軽で、引き出しの除湿にも使用できるので重宝しています。

季節は真反対ですが、冬場の寒い日、以前は寝る1時間前から電気毛布を入れていたのですが、数年前からは布団乾燥機で寝る直前にスイッチを入れてあたためるようになりました。
ベッドに入った瞬間のヒヤッとするのが嫌なだけで、一度暖まってしまえばそのあとは暑くなりすぎるし、乾燥が気になるのでスイッチをむしろ切りたいということと、事前にセットするのを忘れていても10分もあればあっという間に暖まるので、最悪自分がベッドに入るタイミングで使っても大丈夫な、手軽な感じが私にはぴったり。

なので、私の家では、夏も冬も一年中、布団乾燥機がスタンバイしています。


めちゃくちゃ優秀なカビ対策グッズ!!
”カビホワイト”

ということで、そのめちゃくちゃ優秀なカビ対策グッズがこちら!!
Amazonや楽天などで簡単に手に入る

”カビホワイト”です。

 

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私が愛用しているのは、下記4種類ですが、他にもゴムパッキンなどに使いやすいジェル状のものなど、種類豊富。

【カビホワイトの種類】

・赤
お風呂はもちろん、壁紙や土壁、珪藻土や砂壁にも使える、強力なカビ除去剤

・緑
布団やベッドのマットレス、木材などに使えるソフトなカビ除去剤

・水色
衣類や革靴、かばんなどに使えるカビ除去剤

・青
室内の壁などのカビ予防のための、カビ防止剤


商品はこちら↓↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B007KTN33A/ref=redir_mobile_desktop?_encoding=UTF8&aaxitk=a47fc77baca8a7c41bcf429b4eaec9ba&hsa_cr_id=5482204720903&pd_rd_plhdr=t&pd_rd_r=a0921183-faf8-4bd7-b833-af9474ed841b&pd_rd_w=dboYT&pd_rd_wg=GaSkG&ref_=sbx_be_s_sparkle_mcd_asin_0_title


ベッドのマットレスをカビさせてしまった時、さすがにマットレスは捨てられず、やむなくカビキラーだったかカビハイターだったかを使ってカビを取り除いたことがあり。
カビを取り除いたあと、何度も濡れたタオルで薬剤を落とそうとがんばったものの、しばらくはあの鼻につくツンとした匂いが…
カビキラーなどは、洗い流すことが前提なので、洗えないものに対して使うのは、やはり心配です。
それに洋服などの色物は、色落ちしてしまう可能性が高く、中々身の回りの衣類などには使えないんですよね。
それに比べて、このカビホワイトは安全安心!


カビホワイトの優秀なところ

◯乾燥すれば無害!
アルコールのように蒸発し乾燥すると無害になるので、拭き取れないものはそのままでも大丈夫、とのこと。
ペットや子供がいるお家でも安心して使用することができます。

◯根こそぎカビを除去!
カビの胞子だけでなく、菌糸まで分解。
一般のカビ防止剤では取り除けない塩素耐性菌までもやっつけることができるそうです。

 

◯漂白されない!
木材や革製品、衣類など、色落ちが心配ですが、私がこれまで使用したものでは色落ちはしませんでした。
ちなみに昔調子に乗って買ったPRADAの革のバッグも大丈夫でした。

 

◯期間が長持ち
一度使えば効果が長持ち。
カビ防止スプレー青の商品説明には効果は2年、とありましたが、一度使用したところは、3年目にあたる去年もカビはでていませんでした。

私はカビのでてしまったところをカビホワイトで除去した後、カビ防止スプレーも併用しています。
安全安心な成分なのに、カビキラーなどで落ちなかったカビを落とせるほどの強力さ。
これこそが、カビホワイトの素晴らしさです。

 

※使用するものによって変色などの可能性があります。商品の説明や注意書きをよく確認した上で、ご自身の判断でご使用ください。

 

 

手軽で間違えのないカビ対策、いかがでしたか?
他にもいろいろとカビ対策はあるかと思いますが、いい対策方法が見つかってない!という方はぜひ試していただけたらと思います。

今年もじめじめした梅雨に入りましたが、梅雨明けの夏の到来を心待ちに、この季節を快適に過ごしましょう!

 

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#19 運命の土地との出会い

条件を整理し、改めて土地を探し直し始めた私たち。
程なく出会ったのが、今住んでいる葉山の土地でした。
初めて土地に出会った時、私の第一印象はバランスがよい!!でしたが、旦那はおもしろみのない土地、という印象だったようです・・

ちなみに私たちが妥協した条件は…

 

①両隣の家とある程度の距離がとれること

両サイドは、私道になっているので、まずまず、、ではあるものの、南側は同じ分譲地なので、かなり近い&3階建が建つ可能性大。
本当にここでよかったのかな、、と後々まで随分考えていたところでした。


②大きめの車でも通れる道幅

前面道路は到底一方通行だとは思えない道幅で、石垣にタイヤのすった跡があちこちにあるような道。
とはいえ、道幅が狭いところで曲がる必要はなく、一応大きな車でも通れるし、将来的にセットバックされればそこも解消されそう、ということでとりあえずOK。

理想を言えばキリがないけれど、完璧な土地なんてあるわけがないので、まぁ仕方ないか、といった感じでした。

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この道幅で一方通行ではないというのが葉山の当たり前。


ちなみに不動産の仕事をしていると、お客さんから、”もっと予算を上げればいいところがでてきますか?” という質問をよく受けますが、予算を上げれば完璧な土地がでてくる、というわけではないかなぁ、と。
自分の決めた予算を上げるということは、当然その分自分が求める条件も厳しくなるもの。
結局土地にも相場というものがあって、希望の条件に見合った相場程度まで引き上げることでしっくりくるところがでてくるはず(もちろん相場からかけ離れた条件を求めていたらいつまで経っても巡り合えない)ですが、予算を上げれば上げるほど満足度が高くなるかというと、そこは比例しないのではないのかな、と思います。


ということで、ようやく決まった私たちの永住の地。
(一生住むかはわからないけどとりあえず)
私たちが最後に選んだのは、土地の探しの最初のころに出会っていたら、決められていなかっただろう "いわゆる普通の土地” でした。

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2区画に分けられた住宅地の中の普通の土地。

旦那さんは、海が見える!とか、自分の小屋やプールが作れるような広い土地!みたいな尖ったところを望んでいたし、
建物にお金をかけたかっいこた私はもっと安い土地ばかりを見ていたので、その頃の私たちに言わせてみれば、ちょっと高めの"なんの変哲もない土地"だったんですよね。
そんなことで、いろいろと遠回りをしながらもこの土地にたどり着いたわけです。

が!!!
現実はそう甘くはないもの。

 

私たちがよしここに決めよう!と意気込んで問い合わせた時、すでに1番手のお申し込みが入っていたのです。

 

がーんがーんがーん。

 

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#18 賃貸併用住宅案

新築建売の安さを実感し、二世帯にしようなんて言わなければ…と心のどこかで思いつつも、心機一転土地探しの再スタート。
そうそう、二世帯には二世帯の良さがあったはず・・

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釣り好きな父が歩いて釣りにいけたら。

ということで、土地の相場感覚も身につき、自分たちの条件も固まってきて思い立ったこと。

二世帯+賃貸併用住宅がいいかも!


結局お得な土地には必ずと言っていいほどワケがあって、人によってはそのワケは大した問題ではないのだけれど、二世帯住宅の私たちにとってはワケアリになりがち。

例えば山の上。
見晴らしの良さと価格を求めるとたどり着くのが山の上。
思い切りたいところではあるけれど、運転が苦手な母とこの先年老いていく親のことを考えると、やはり難しい…
平地でも、道路からぐっと土地が上がっていて階段を使わなくてはいけないところも同じ理由でNG。

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緑越しの海、こんな景色が日常だったら。

そして駅から極端に遠いところは、都内通勤する私が無理。
…とそんな感じ。

それならば予算を上げて、私たちにとっても一般的にも、なんら問題のないバランスの良い土地にしよう!と。
そういう土地ならば人にも貸しやすいし、万が一土地を売りたいとなった時もそれなりの価値でスムーズに進む可能性が高いだろう、と。

両親は最初は大賛成という感じではなかったけれど、両親自身も賃貸物件をいくつか所有していて賃料収入に助けられているところもあり、家賃収入があるのはいいかもね、と。
賃貸部分を日当たりや条件のいいところに持ってきて、できるだけいい家賃を払ってもらえるようにしよう、なんて具体的な話まででてきたりして、賃貸併用住宅案で進めることに。

そうとなれば、バランスが良く、できるだけ多くの人にとって懸念点のない、ネガティブ要素のない土地を探すだけ!

ということで、改めて(いやいや一体何度めよ?って感じですが)決めた土地の条件。

 

◯土地の広さ50坪以上
◯3階建が建てられるところ
◯周辺含め平坦であること
◯海から歩いて10分…遠くても15分以内
◯バス停から徒歩7分以内
◯両隣の家とある程度の距離がとれること
◯大きめの車でも通れる道幅
◯車2台停められるスペース
◯大規模な分譲地でないこと

 

よし、条件は固まった。
いよいよ土地を決めるぞ!

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#17 新築建売という選択肢 

「桜山8丁目に二階堂さんににぴったりのデザイナーズの新築戸建ができましたよ!」取引先の業者さんではあるけれど、見知らぬ担当者からのやたら勢いのある連絡。
デザイナーズって言ったって、どうせデザイナーズ風の、打ちっぱなし風の変な壁紙とか貼ってあるようなやつなんじゃない??
と、全く期待せずに現地に行ってみると、、

え!めちゃくちゃいい!!

白いガルバリウムのシュッとした外壁。
2階に天高のリビングがあって、窓からは隣山の緑が見えて、バルコニーもちょっとしたイステーブルが置けるくらいの広さで、屋上からはびっくりするほど大きな富士山!
床は一応無垢材だし、壁は塗りで仕上げてるし。
キッチンの位置とか、一階の間取りとか、床がパイン材だとか細かく言えば気になるところはあるけれど、希望の条件はほぼクリア。

自分で同じようなものを建てようとしたらこんな金額じゃ建てられないということはこの数ヶ月で学んでいたし、何より逗子海岸まで歩いてすぐの桜山8丁目。
ちょうどよい土地がそうそう出る場所でもない。

土地探しのドロ沼地獄に疲れてきていた私たちは、すっかり気持ちを持っていかれ、夕方には申込を前提にローンの事前審査を始めました。  

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こういう天高の開放的な空間が好き。※実際の物件とは関係ありません

けれど、どう考えてもこの家じゃ二世帯住宅としては使えない。
親になんて言おう…と悩んでいたら、隣の家も空いているので、隣同士で2軒買えばいいじゃないですか!!と、その業者さん。

え?何言ってるの?笑

親世帯の部屋は階段がない1階に作りたいとか、予算とか、色々それまで相談していたあれこれを全てすっ飛ばした、戸建二棟買いの提案。
一瞬考えてみちゃった私も私だけど、これは中々・・。

数日後、落ち着きを取り戻し、親がやはり二世帯を希望しているのでこの家は買えないです、という決断をした私に、その不動産業者さんが放った言葉。

親御さんが反対されているならとりあえず買っちゃって、後から報告すればいいんじゃないですか?と。笑

二棟買いから、反対している親を無視しとりあえず購入、の提案。
同じ営業マンとして数字が大切なのはわかるけれど、家ってそういう風に買うものじゃないんじゃない?
さすがにここまでくると笑えてきて、どれだけいい物件があっても、この人からは絶対に買わないことを決めました。笑

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古くても逗子マリーナなら買いたい・・

この家を自分たち用に1軒買って、親は近くのマンションに、という案も考えましたが、トータルの予算を考えると買えるマンションはそれなりに古い物件になること、駐車場代が別途かかること、修繕積立金とか管理費とかをずっと払い続けることを考えると、やはりまとめちゃった方がいいだろうということにまとまり、結局二世帯住宅が建てられる土地探しに戻ることになりました。

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